美山町を南北に走る、かつて西の鯖街道とよばれた街道が中央に走る、美山町北部の場所です。
街道沿いには、かつて日本海側と京都市内をむすぶ陸路の中継地点としての賑わいを偲ばせる史跡や行事などが今も残されています。
また住民の手によるイベントも豊富に開催しています。
観光スポット
諏訪神社
京都府南丹市美山町鶴ケ岡 Googlemap
応安二年(1369)に信州諏訪明神を勧請し、現在の地域に社殿を創立して建御名方命を祀ったといわれ、本社は狼を神使とし、猪鹿退治の守護神として崇敬されています。
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中風寺(成願寺)
京都府南丹市美山町豊郷保土呂 Googlemap
日本で唯一の中風除けの祈願を宣布する中風寺と呼ばれる真言宗成願寺は、この地方の寺院としてはめずらしく、平地に伽藍を構える寺院です。
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年間行事
上げ松
毎年8月24日 20:00~(約30分間)
GoogleMapの辺り
町内4地区(盛郷・川合・殿・芦生)に伝承される火祭りで、川べり一帯に点された松明を、高さ20mを超える灯篭に放ち点火させ、農作物の豊かな実りへの感謝と火の神「愛宕神社」へ火魔封じを願い、献燈されるのものです。
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鶴ヶ岡実りの秋祭り
開催日:11月中旬頃
開催場所:タナセン Google map
ヶ岡地区で秋のイベントとして恒例の、鶴ヶ岡実りの秋祭りが今年もタナセン前広場にて開催されます。
鶴ヶ岡こだわりの生鮮野菜、加工食品などを販売するテント村や、フラワーアレンジメント教室、美術展をはじめ、野菜の品評会、フリーマーケットが会場を盛り上げます!
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のあがりフェス
毎年*月**日
GoogleMapの辺り
鶴ヶ岡を拠点とするフォークグループ「あぜみち」の呼びかけにより、音楽を通じて地域を元気にしたいという熱い想いから、「のあがりフェスin鶴ヶ岡」が始動しました。実行委員のメンバーは地元鶴ヶ岡で活動するさまざまな立場と年齢で構成され、出演者は美山にゆかりのある音楽グループや、美山を拠点に活動するアマチュアグループから、日本各地で活躍されるプロの方までさまざま。音楽だけでなく、鶴ヶ岡の食の祭典とも呼べる屋台村が出現し、主催者も、出演者も、来場者もともに楽しめる鶴ヶ岡の新しいイベントです。
フォトギャラリー 2015年 2016年
取り組み
なれ寿司
西の鯖街道が通る美山町鶴ヶ岡地域では、昔から秋の祭りの頃には「鯖のなれずし」を作る風習がありました。約300年も前から行事食として作られる秋の御馳走は、今では家庭で作ることも少なくなっています。鶴ヶ岡では「洞しゃくなげグループ」がその消えゆく伝統を残していこうと、毎年、諏訪神社の例祭(10月5日)にあわせてなれずしを仕込み、また同時になれずし作りの講習会を振興会と協力して開催しています。最近では郷土食に興味関心のある若い方の参加も多く、伝統食への注目が高まっています。
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栃餅
鶴ヶ岡地域では地区の名前に「栃」の文字が入るほどに、栃とゆかりのある地域があります。栃原地区はその名の通り、栃の木が今でも多く残り、地域の財産として大切に守り秋にはその実を地域の方たちで拾い集め、「栃の里グループ」により、香りたかい栃もちの製造販売が行われています。栃もちを製造するまでにかかる栃の実の下処理の作業は、昔のひとの智恵をまざまざと見せつけられる手間ひまのかかる大変な作業です。この手間ひまを惜しんではあの栃の独特の風味を味わうことができません。そんな伝統の技を栃の実拾いから下ごしらえ、もちつきまで継承できる機会を作ろうとしています。この他に洞地区では「洞しゃくなげグループ」も約30年にわたり栃もちの製造販売に取り組んでいます。
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